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2023.07.07

反抗期が始まった! 親はどうしたらいいの? 知っておきたい反抗期の親の接し方ポイント

小学校高学年から中学生にかけて「親と口をきかなくなった」「口が悪くなった」と感じたら反抗期の始まりかもしれません。つい最近までよちよち歩いていた子どもが反抗してくると親はどうしたらいいのか困ってしまいます。
反抗期は親の接し方がとても大切です。
今回は、反抗期の子どもを上手に成長させるために知っておきたい接し方ポイントをお話しします。

反抗してくる子をちゃかさずに対等に受ける

反抗期が始まると親を無視することがあります。
そのときに「無視ですか。ハハハ」や「あっ、もしかして反抗期? 」とちゃかしたりすることはやめましょう。
親は子どもの反抗期が始まると「私は反抗期ごときで驚かない」と思いたい気持ちが出てきます。
そのため、子どもが必死に反抗しても、子どもをちゃかすことで自分の心を保とうとしてしまうのです。
反抗期は、子どもの自我が成長している合図でもあります。
自我とは、親の保護から飛び出して、ひとりの人間としての「自分」です。
せっかく自我が芽生えて親に反抗したにもかかわらず、ちゃかされてしまったら自我の芽生えをへし折ってしまうことになります。
子どもが反抗期に突入し、親を無視したり言い返してきたりしたときには、
ちゃかしたり笑ったりせずに「ひとりの大人」として対等に受け止めましょう。

  • 反抗されても「かわいそうな親」にならない

    親は、子どもから無視されたり避けられたりすると悲しくなるかもしれません。反抗期の子どもは、親と同じ部屋にいることもイヤ、親をお母さんお父さんと呼ぶこともイヤと思うものです。そのため親のことを「そっち」と呼ぶこともあれば、親がリビングに入ってくるとサッと立ち上がって自分の部屋に行ってしまうこともあります。そんなときに、親が寂しい態度をしたり泣きだしたりしたら、子どもはそれ以上反抗することができません。「かわいそうな親」には子どもは反抗できなくなってしまうのです。
    反抗期の子どもでも心の中では親を頼り、親が大好きです。自分が反抗することで親を「かわいそうな親」にしてしまったら、自我が芽生えるどころか後悔してしまうでしょう。苦労している親や苦しんでいる親の姿を見て育っている子どもは目立った反抗期がないこともあります。それは「これ以上、親を苦しめてはいけない」という思いが出てくるからです。反抗期が始まったということは、子どもからみた親には余裕があり、頼れる存在であるということではないでしょうか。反抗期が始まったらかわいそうな親になることなく、引き続き頼れる親であり続けたいものです。

  • 理不尽な反抗でも論破はしない

    子どもの反抗期は、ときには理不尽なこともあります。「それは違うだろう」と論破したくなることもあります。論破とは、相手の発言の矛盾点を指摘して相手の言うことを打ち破ることです。子どもの発言の中には矛盾点がたくさんあります。しかし、発言するたびに論破されてしまえば、子どもは発言することをやめてしまい、反抗期の強制終了になってしまいます。強制終了された反抗期は消化不良で終わってしまい、自我の完成までたどりつけないでしょう。また論破することは、子どもの道を親の道に戻すようにコントロールすることでもあります。反抗期は、子どもが迷い道を歩き、進むべき道を模索しているときです。論破してコントロールするのではなく、子どもが自由に模索できるように親は受け身くらいでちょうどいいのではないでしょうか。

  • ドンとかまえて目だけは離さない

    反抗期の子どもを目の前にすると、親も感情的になることがあります。つい売り言葉に買い言葉で強い言葉を子どもに言ってしまうかもしれません。反抗期の子どもは多感です。親は勢いで言ったつもりでも、子どもの心には深い傷になることがあります。子どもの反抗期が始まったら、親はいつも以上に感情的にならないように気をつけます。
    反抗期の親の接し方ポイントで一番大切なことは、動揺することなくドンとかまえることです。そして目だけは子どもから離さずにしっかりと見守ることです。「危ないこと」と「人に迷惑をかけること」以外はできるだけ気にしないようにして長い目で子どもを見守りましょう。反抗期は個人差がありますが、いつか終わります。
    ひとつ注意点があります。それは「見守ることは放任とは違う」です。反抗期の子どもは話しづらくかかわりづらいです。そのため「見守る」と「放っておく」の違いがあいまいになり、子どもが「自分は放っておかれている」と誤解するリスクがあります。反抗期を上手に終わらせるためには親の愛情がとても大切です。子どもには嫌がられるかもしれませんが「愛情を伝えること」は意識的に続けましょう。

おわりに

反抗期の長さや度合いは個人差が大きいです。無視や口の悪さだけで終わることもあれば暴力に発展することもあります。すべてを「反抗期だから」という理由だけで親が我慢する必要はありません。「これは我慢できない」「ちょっと反抗期の域を超えている」と思ったときには早めに学校や専門家に相談しましょう。子育てにはたくさんの力が必要です。困ったときには「助けて」と助けを求めていいことも反抗期の子をもつ親が知っておきたいポイントです。

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